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拡大する納豆市場
右肩上がりに拡大した納豆市場

健康訴求した商品の人気などで、
堅実な需要続く

納豆業界の市場規模

出典:全国納豆協同組合連合会

2022年、納豆の年間消費金額(市場規模)は2,489億円となり、コロナ禍前の19年に近い市場規模となりました。

東日本大震災が発生した2011年、福島や茨城など納豆消費の多い地域が被災したことで、納豆市場は1,730億円にまで低下しました。しかし、2012年には内食回帰で需要が回復。2013年12月に「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことや発酵食品ブームも手伝って、近年の納豆市場は順調な伸びを見せています。そして、2018年は2,497億円を記録し、前年比108%の大幅アップ。この背景には、健康長寿というワードがあるように健康に留意する世代のボリュームが増加していることが考えられ、食べ方提案や健康訴求した商品開発などにより、売れ行きが好調なことがあります。

1世帯当たりの納豆年間消費金額は4,217円
需要は東北・関東エリアが中心

総務省の調査によると、納豆購入のための支出金額は、2022年には1世帯当たりで4,217円。

都市別で1世帯の納豆支出金額が最も高かったのは福島市(福島県)で6,786円でした。第2位となったのが盛岡市(岩手県)6,119円、次いで山形市(山形県)6,118円、水戸市(茨城県)6,021円、前橋市(群馬県)6,021円となります。上位5都市は6千円台が続いています。納豆の需要は東北エリアで高い傾向にあり、下位5都市はすべて近畿・四国地方となりました。

1世帯あたりの納豆年間支出金額(円)
※ <品目分類>1世帯当たり(二人以上の世帯)年間の支出金額

1世帯あたりの納豆年間支出金額

出典:総務省統計局「家計調査年報2015-22年」

都道府県庁所在市・政令都市別ランキング(2022年)

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出典:総務省統計局「家計調査年報2022年」