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女性にうれしい成分
女性にうれしい納豆の健康成分と発酵効果

納豆は健康を意識する食品№1、
特に女性が支持!
女性には美容効果の認知度も高い

健康はみんなの願い。健康食品やサプリメントなど、機能や効果を期待して食品や飲料を口にすることが広まってきています。生活者がふだん健康を意識して食べている食品について尋ねた調査で、「納豆」が第1位になりました。特に女性は55.9%が健康を意識して「納豆」を選んでいます(図表1)。

(図表1) 健康を意識した食品TOP5

健康を意識した食品TOP5 (図表1)

それでは、納豆にどのような健康効果があることを知っているのでしょうか。トップは「整腸効果」、そして「美容によい」が続きました。ただ、美容に関しては男女で認知度が大きく離れており、男性は12.6%しかありませんが、女性だけを見ると40%近くでトップに迫る勢いです。女性は、健康だけでなく、美容効果も意識して納豆を選んで食べていると考えられます(図表2)。

(図表2) 納豆の健康効果認知度TOP5

納豆の健康効果認知度TOP5 (図表2)

出典:全国納豆協同組合連合会(2017年)

納豆を食べることで、肌の改善に!

40-55歳の健康な女性を、「納豆摂取群」「非摂取群」の2つのグループに分けて、角層水分量・皮膚弾力性・皮膚柔軟性の測定を試験開始前と摂取3、6、9週目に実施。納豆摂取群では摂取前に比べ、摂取3、6、9週目で角層水分量に、摂取6、9週目で皮膚弾力性に有意な増加が認められました。一方、非摂取群では有意な差は認められませんでした(図表3、4、5)。

また、アンケート調査では、納豆摂取群は非摂取群に比べ肌の潤い、目尻のシワおよび全体的な肌の調子などの自覚症状に有意な改善が(P<0.05または0.01)認められました。本試験により納豆を摂取することで肌の改善が認められ、角層水分量や皮膚弾力性の増加に起因する可能性が示唆されました。

(図表3) 角層水分量の推移

角層水分量の推移(図表3)

(図表4) 皮膚弾力性の推移

皮膚弾力性の推移(図表4)

(図表5) 皮膚柔軟性の推移

皮膚柔軟性の推移(図表5)

出典:J・JSMUFF Vol.4,No.2『納豆のヒト皮膚に及ぼす影響』

臨床試験内容

試験対象 40-55歳の健康な女性21名
試験食品 納豆50g
評価方法 試験対象21名を、非摂取群11名、納豆摂取群10名に分け、試験開始前、摂取3、6、9週目に角層水分量、皮膚弾力性、皮膚柔軟性を測定・比較。肌の潤い、すべすべ感、ツヤ、ニキビ、目尻のシワ、たるみ、爪の硬さ、髪のコシなど15項目をアンケート調査。

美肌効果のある「コラーゲン」、
納豆菌による発酵で低分子に!
吸収効率もアップ!

お肌のハリやうるおいに欠かせないコラーゲン。体内で作られる量は、20代をピークに減少します。鶏の手羽先や魚の皮といった食品からの摂取が可能ですが、分子構造が大きくて吸収効率が良くありません。吸収性を上げるには、コラーゲンペプチドとして、とりわけ低分子化の状態で摂取する必要があります。
納豆にコラーゲンペプチドを加えると、発酵の際に納豆菌が作り出す酵素によって、「低分子コラーゲンペプチド」や「アミノ酸」レベルにまで分解されることがわかりました(図表6)。名付けて「発酵コラーゲンぺプチド」です。

(図表6) コラーゲン分子状態のイメージ図

フカヒレなどの食品中のコラーゲン アミノ酸分子1,000個以上

一般的なサプリメントのコラーゲンペプチド アミノ酸分子100個以上

納豆菌の酵素が分解した発酵コラーゲンペプチド さらに低分子化

「コラーゲンに期待できる効果」

  • 肌
  • 髪
  • その他

参考:日本コラーゲン医科学研究会

女性ホルモンに似た働きをする
「イソフラボン」、
発酵のチカラで
分子構造を換えて、吸収効率もアップ!

大豆を原料にした食品に多く含まれるイソフラボン(グリコシド型イソフラボン)。食べて、腸内細菌によって分解されると、分子構造から糖部分が外れて、「大豆イソフラボンアグリコン」となり腸から吸収されます。この「大豆イソフラボンアグリコン」は分子構造が女性ホルモン(エストロゲン)に似ているため、エストロゲンに似た働きをすることが知られています。

一般の大豆食品中に含まれるイソフラボンは糖が結合している形のため、体内に吸収されにくい状態です。 腸内細菌が分解しないと「大豆イソフラボンアグリコン」にはなりません。また、不規則な生活や偏った食事、ストレス等で腸内環境が崩れているとイソフラボンは分解されないまま体外へ排出されてしまいます。一方、発酵の過程で糖が分離されやすいといわれている大豆発酵食品(味噌、醤油、納豆)には、食べる段階でエストロゲンに近い形のイソフラボン(大豆イソフラボンアグリコン)が存在しているのです(図表7)。そのため、腸からの吸収効率が高く、美容と健康への作用が一層期待できます。

(図表7) 納豆では発酵の段階で分解された
「大豆イソフラボンアグリコン」が増加

豆では発酵の段階で分解された「大豆イソフラボンアグリコン」が増加(図表7)

アンチエイジング効果のある
「ポリアミン」が納豆菌による発酵で増加!

アンチエイジング効果が大いに期待されるポリアミン。人間から微生物までほとんど全ての生物の中に広く存在して、細胞の分裂や増殖に関わっており、細胞の構造や機能を安定させる役割を担う物質です。新陳代謝を正常にしたり、促進したり、また体内の炎症を防ぐ働きもあるので、ポリアミンが不足すると、老化が加速すると考えられます。

抗老化に働くポリアミンが、大豆にはもともと多いといわれていますが、納豆菌によって発酵することで一段と増えることがわかっています。

大豆が発酵する際にポリアミンが増加!